食器洗い乾燥機を使いたい!
だけど置き場所がない、予算が限られている、分岐水栓のハードルが…。
そんな場合に候補に挙がるのがタンク式の食洗機ですね。
買ってみたい、あるいはすでに使っているという方も多いと思います。
そんなタンク式食洗機には給水の手間があり、給水口に水道の蛇口が直接届くとすごく楽なのですが、届かない場合は結構面倒です。
今回は、食洗機のタンクへの給水を便利にする自作の給水マシンを紹介します。
実際のマシン
クリアカラーのプラスチック製コンテナに黒いポンプが沈んでいて、黒い電源コードと透明なホースが伸びています。
透明なホースは食洗機の上部に伸びていて、コンテナから吸い上げた水を食洗機に給水できるようになっています。
前提として、このキッチンは蛇口シャワーが伸びるタイプです。(この蛇口シャワーは食洗機の上部には届きません)
また食洗機とこのコンテナはカウンターキッチンのカウンターに置いています。
使い方としては、まずプラスチックのコンテナに水を貯めます。(ここまでは蛇口シャワーが伸びます)
次に電動ポンプを動かし、そのコンテナから食洗機に給水します。以上です。
電動のポンプはUSB電源で動作するポンプ(観賞魚の水槽用?)を使用しており、スイッチ付きのテーブルタップでACアダプタをON/OFFしてポンプを動かしたり止めたりします。
なお我が家では、給湯器からお湯を出す際の冷たい水をこのタンクに貯めるようにしています。
蛇口から給湯器までの距離が長いと、お湯が出てくるまでに少し時間がかかりますよね?
このお湯が出てくる前の水を貯めて、食洗機に活用しています。
これをやっておくとお風呂場のシャワーのお湯もすぐに出てきます。
給湯器には浴槽用のラインとそれ以外の給湯ラインがあり、キッチンでお湯を出しておくと後者のラインが温かくなるので、お風呂場のシャワーのお湯もすぐに出てきます。
作り方
必要なものはこちらです。
- 水を貯めるタンク(容量が食洗機の使用水量よりも大きいもの)
- 電動ポンプ(USB電源タイプが安くてオススメ)
- USB電源(余っているACアダプタ等で十分)
- USB電源をスイッチするもの(スイッチ付きテーブルタップ等)
- ホース(電動ポンプに適合する内径のもの)
- ホースを食洗機本体に固定するもの(吸盤+結束バンド、または養生テープ等でも代用可)
これらをいい感じに組み合わせれば作ることができます。
タンク
タンクはナフコ(ホームセンター)で購入したこちらを使っています。
似たようなものはだいたいどこのホームセンターにあると思います。
こちらのコンテナの容量は7リットルほどありますが、アイリスオーヤマの食洗機(KISHT-5000-W)の場合は9割ほど水を入れると食洗機の必要量を給水できます。
アイリスオーヤマの食洗機の水使用量は約5リットルなので9割は入れすぎのように思いますが、ポンプでコンテナ内の水を底の最後の1滴まで全部吸えるわけではないので、少し大きめのコンテナを用意する必要があります。
またタンクにゴミなどが入らないように、このコンテナのように蓋付きのものをタンクにするのが良いと思います。
ポンプとホース
同じものを買う必要はありませんがご参考までに。ポンプとホースはこちらを買いました。
同じものが欠品しているかもしれませんが、ポンプの出口の径とホースの内径さえ合っていれば何でもOKです。
内径についてはポンプの商品画像にありますが、ちょっと注意点があります。
出水口の直径 8mm とありますので、ここにホースを取り付ける場合はホースの内径が8mmである必要があります。
画像ではホースの外径が8MMと読み取れるような表示になっていますが、ホースの外径ではなく内径が8mmのものを選ぶのが正しいです。(8mm以下のホースで無理やりねじ込むこともできるかもしれませんが分かりません…)
ホースの内径が8mmだと外径は10mmくらいだと思います。
注意点
電動ポンプは水回りで扱う電気器具になりますので漏電や感電にはお気を付けください。
タンクの底の部分には水が残ることになると思いますので、定期的に水を抜いて清掃をしてください。
また食洗機は給水量が満たされるとブザーが鳴ると思いますが、ブザーが鳴ったら電動ポンプの電源をすぐにOFFにしてください。必要以上の水を給水してしまうことで食洗機にトラブルが起こる場合もありますのでお気を付けください。
まとめ
タンク式食洗機の給水を楽にするDIY給水システムを紹介しました。
実はこの給水システムは2年半ほど前に作ったもので、壊れることなく毎日使い続けています。
キッチンの蛇口シャワーがもっと長ければこのようなものは不要だったのですが、普通はそんなに長くないですよね。タンク式食洗機のタンクは本体上部ではなく本体下部にあるべきだと思いました。
この記事が食洗機の給水で困っている方の参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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