クレジットカードの申し込みの際に、
入会資格:本人に安定した継続的な収入のある方
と書かれているカードは、基本的には社会人として働いている人が対象のカードです。学生では、仮にバイトを頑張っていたとしても可決するかどうかは分かりません。もちろん審査基準はカード会社やカードの種類に依りますが、学生が「一般カード以上のカード」を手にするハードルは高いです。
しかし最終学年で就職先が決まった状態では、そんな「一般カード以上のカード」を手に入れられる可能性が上がるかもしれません。そこで今回は私の実体験を紹介します。
申し込んだカードは三井住友カードのプライムゴールド
三井住友カードのプライムゴールドは20代向けのゴールドカードです。現在は新規申し込みができないカードです。このカードは
入会資格:本人に安定した継続的な収入のある方
という条件がありましたが、当時の私は学生でした。
というのも、内定が決まり新生活に向けた準備を進めていた2月頃で、新しく家具や家電を買う必要があり、資金が必要でした。
4月に入社してからプライムゴールドを申し込もうと思っていましたが、4月は泊まりの研修で自宅に届くものが受け取れないし、準備のために4月になる前に利用枠が大きいカードが欲しい。ならば2月3月中にカードを受け取れるように今のうち(2月上旬)に申し込んでおこうと思いました。
しかし2月時点では身分はまだ学生で、その時点では「本人に安定した継続的な収入」はありません。そこで奥の手を使いました。
カード申し込みに書いたこと
初めに言っておきますが、カード申し込みに虚偽の記載をするのは絶対にダメです。本当のことを書きましょう。
会社の入社2か月前なので身分は学生です。しかし就職の内定を持っています。内定が持つ法的効力はそれなりにあります。犯罪や迷惑行為などにより内定取り消しにならない限りは入社できることが約束されています。会社は不当な理由による解雇ができないように、不当な理由による内定取り消しもできません。
ということはもうほぼ会社員です。2月時点で、あと2か月経てば確実に会社員です。
そんな謎の自信を手に入れた学生は以下のような記入をしてプライムゴールドカードに申し込みをしました。
職業:会社員
会社:〇〇株式会社 ※入社する会社名
部署:内定者(4月入社予定)
なんだこの部署名は?と思われるかもしれませんが、思い切ってそう書きました。
審査に落ちてもいいし、電話で問い合わせがあったらちゃんと説明してやる!これは虚偽ではない!必要書類が要るなら送ってやる!という気持ちで申し込みをしました。
また、三井住友カードのカードはその申し込み以前から一般カード(クラシックA)を使用していたので、そこを評価してもらえるといいなという思いもありました。
なお、入社年月を書く欄があったかどうかは覚えていませんが、あったとしたら内定通知書を受け取った前年10月を書いていたと思います。
申し込み後、審査に少し時間がかかったような気がしましたが結果は可決!
会社に入社する前にカードを手にすることができました。
ゴールドカードなのでショッピング利用枠が大きいのですが、当時役に立ったのはボーナス払い枠です。入社前のお金がない時期にいろいろ買う必要があったので、支払いを半年遅らせて家電等を買いました。1年目は夏ボーナス無しでしたが、貯まった給料で何とかなりました。なおボーナス払いは1年目の冬まで活用しました。
ボーナス払いについてはこちらの記事で解説しています。
まとめ
入会資格:本人に安定した継続的な収入のある方
と書かれているカードを「内定者」という身分で申し込みをして学生の間にゲットした、という話でした。これが通用する場合もありますが、通用せず否決だった場合は再申込しづらくなるといったリスクはあると思います。また虚偽の申請はNGです。申請内容についてカード会社から連絡があった際はきちんと対応できるように心の準備をしておきましょう。
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