三井住友カードのリボ払い機能であるマイペイすリボは、リボ払いゆえの金利が高いというデメリットと引き換えに様々な特典が存在します。
そして2024年6月3日からその特典がリニューアルされます。今回はリニューアル内容について解説します。公式の情報はこちらです。
従来の特典
従来の特典はVポイント+0.5%還元という内容でした。
この特典を継続したい場合は2024年6月3日から同6月30日までの間に専用ページで継続手続きをする必要があります。専用ページはこちらです。
継続する際は以下の画像のように現行特典継続希望:Vポイント+0.5%還元を選択し、申し込みを行います。
注意点
この特典の継続手続きをしなかった場合、自動的に以下のAコースが選択されてしまいます。2024年6月30日以降にこの従来特典を設定することはできません。
また2024年6月3日以降にマイペイすリボに登録をした場合は、この従来特典を設定できません。これから解説する新しい特典の2種類からのみ選択が可能です。
新しい特典
新しい特典は2つのコースから選択でき、また毎月変更ができます。
Aコース「対象店舗でVポイント+2%還元」
以下の対象店舗でのVポイント倍率が+2%になります。
対象店舗
コンビニ:セブンイレブン、ローソン、ミニストップ、ポプラ、セイコーマート
ファストフード:マクドナルド、モスバーガー、すき家
ファミレス:サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、はま寿司、ココス、かっぱ寿司、夢庵、その他すかいらーくグループ飲食店
カフェ:ドトールコーヒーショップ、エクセルシオールカフェ
Bコース「毎月タダチャン!」
1か月間の利用金額の合計が5,000円以上あれば抽選を1回引くことができ、2人に1人の確率で1等から3等のいずれかが当たります。
1等:ご利用金額全額タダ(50名、上限10万ポイント)
2等:5,000ポイント(500名)
3等:100ポイント
ルール
従来の特典、および新しい2つの特典を受けるには以下の条件があります。
- マイペイすリボに登録していること
- 利用代金明細に「リボ払い手数料」があること
上記に加え、Aコースであれば対象店舗での利用であること、Bコースであれば月内に5,000円以上利用していることが条件になります。
ここで最大の注意点ですが、特典以上にリボ払い手数料を払ってしまっては本末転倒です。リボ払い手数料はできる限り安く抑える必要があります。
そのために、ある手続きを毎月実施することでリボ払い手数料を数円から10円程度に抑えることができます。方法はこちらで解説しています。
どのコースが一番お得?
10万円でシミュレーションしてみましょう。
従来コースの場合
10万円×1%還元(内訳:基本0.5%+特典0.5%)= 1,000 Vポイント
Aコースの場合(対象店舗以外)
10万円×0.5%還元=500 Vポイント
Aコース(対象店舗でスマホのタッチ決済を利用)
10万円×9.5%還元(内訳:スマホタッチ決済7%+特典2%)= 9,500 Vポイント
Bコース(ハズレ)
10万円×0.5%還元 + 0 Vポイント(タダチャン ハズレ)=500 Vポイント
Bコース(3等)
10万円×0.5%還元 + 100 Vポイント(タダチャン3等)=600 Vポイント
Bコース(2等)
10万円×0.5%還元 + 5,000 Vポイント(タダチャン3等)=5,500 Vポイント
Bコース(1等)
10万円×0.5%還元 + 100,000 Vポイント(タダチャン3等)=100,500 Vポイント
Bコースの1等が圧倒的ですが、それ以外については対象店舗利用が多いか、自分の運を信じるか、というのが判断基準になります。
Aコースで対象店舗のみで10万円利用するというのは極端ですが、非常に高還元です。また、Aコース以外でも対象店舗でのスマホタッチ決済やカードタッチ決済はお得ですし、それ以外の三井住友カード特典を組み合わせることで様々なパターンがあります。
なお、これに加えてゴールドNLやOliveゴールドの場合は年間100万円利用で10,000 Vポイントが付与されますので、実質+1%が加算されます。
まとめ
三井住友カードのマイペイすリボ特典のリニューアルについて解説しました。リボ払い手数料を最小限に抑えるのは必須で、そのうえで各コースを、
Aコース:対象店舗での利用が多い方
Bコース:運に賭ける方
従来コース:安全にポイントを増やしたい方
という基準で選ぶと良いと思います。
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