クレディセゾンが発行する個人向けカードで最も年会費が高いセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードを2022年春に取得して1年半が経ちました。
一言でいうと、非常にコストパフォーマンスが良いプラチナカードです。
何かと話題になるのはセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのほうで、個人向けのほうは情報が少ない印象ですよね。
そこで今回は、私がセゾンプラチナアメックスをどのように活用しているかを紹介します。
セゾンプラチナアメックスとは

発行 | 株式会社クレディセゾン |
国際ブランド | AMEX |
年会費 | 22,000円(2025年6月から33,000円) ※初年度から有料、割引なし |
還元率 | 基本 0.5%(永久不滅ポイント) 国内 1.5倍(2025年6月から2倍) 海外2.0倍 |
入会資格 | 安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く) |
このカードはプラチナカードですが、他社のプラチナカードと比較すると年会費は安いほうです。
セゾンプラチナビジネスアメックスでは年会費の優遇がありますが、
セゾンプラチナアメックスには年会費の優遇がありません。
プラチナカードらしい特徴は、
- コンシェルジュサービス
- 招待日和(提携レストランのコース料金が2名以上で1名分無料)
- プライオリティ・パス(海外空港ラウンジ)
ということで、これらが年22,000円(改定後は33,000円)で使えるというのは破格です。
また、ビジネスのほうに無い、本カードならではの特徴はポイント還元率が1.5倍や2.0倍になる点や、旅行傷害保険が家族分もカバーされるという点になります。
発行までの日数

2022/3/1(火) 朝 申し込み
2022/3/2(水) 昼過ぎ 発行手続き完了
2022/3/7(月) 着弾
ということで、可決までは早かったですが届いたのは6日後でした。
また、私の場合は自分の携帯電話に確認の電話がありました。
クレジットカードの申し込みで電話があったのは初めてでした。プラチナだからですかね。
使用してみた感想
以下の前提でレビューします。
- 3人家族(私、妻、娘。カード発行時は私と妻の2人)
- 地方都市在住
- マイルを貯めていない
- 本カードを発行してから海外渡航は無し
では、どのような場面で役に立ったか解説していきます。
コンシェルジュサービス
TENが運営するセゾンプレミアムコンシェルジュが利用できます。
コンシェルジュサービスは5回くらい利用しました。
レストランや居酒屋を探すのと、旅行中のホテルを探すのに利用しました。
コンシェルジュに頼むなら値段が高いところじゃないといけないのでは?と思うかもしれませんが、全然そんなことありません。
また、コンシェルジュサービスは電話(フリーダイヤル)・メール・チャットを利用可能です。
私はメールのほうが細かい条件などを確実に伝えられるのでメールをよく利用します。
レストラン探し
日時や条件を伝えると、その日時で予約が空いているお店を複数挙げてくれます。
候補のお店のすべてに電話をして確認してくれるので、これを任せられるのはとても便利です。
お店が決まったらメールに返信して、コンシェルジュが代わりに予約を押さえてくれます。
実際にコンシェルジュに頼んで良かったなと思ったのは以下の3つです。
- 土地勘がないところでのお店探し
- 0歳児を連れていけるお店探し
- 市内のスープカレー屋探し
最後に関してはスープカレー以外でももちろんいいんですが、何か特定のメニューが食べたいときに、そのメニューを取り扱っているオススメのお店を探してくれます。
一応クレジットカード付帯のサービスなので、そのお店がアメックス対応かどうかもメールで教えてくれます。
実際に行って会計をする際はセゾンプラチナアメックスを使うわけですが、現金のみのお店を紹介されることもありました。
予め現金のみだと把握できたので、それはそれで安心でした。
ちなみに、ここでのレストラン探しは招待日和とは別です。
招待日和のレストランをコンシェルジュに依頼することは、やったことはないですができないと思います。
ホテル探し
国内の複数個所を回る旅行をしたときのホテル探しの相談をしたことがありました。
いいホテルからビジネスホテルまで、条件に合うホテルを探してくれます。
これもレストランと同じく、予約の空き状況を確認して候補を挙げてくれます。
また、コンシェルジュが代わりに決済してくれる場合もありますし、支払いや予約を自身で行う場合もあります。
招待日和
提携しているお店で指定のコースを2人分頼むと1人分が無料になるというものです。
招待日和に登録して、そのページ上で提携店舗を検索し、仮予約をします。
その後お店のほうで空席状況などを確認され、OKであれば予約が確定します。(OKじゃない場合もありました)専用コースが割高で本当に半額になっているか怪しい問題はさておき、普段は行かないようなお店の美味しいコースをお得に頼むことができるので、とてもいいです。
結婚記念日や夫婦の誕生日で利用しましたが、いずれも非常に満足でした。
他社プラチナカードでも同様のサービスはありますが、利用可能な店舗数が異なります。
また利用可能なお店は都市部に集中しているため、お住いの地域によってはこの特典を活用しにくい場合があります。
セゾンのふるさと納税
あまりこれを紹介している人はいないと思いますのであえて書きます。
セゾンアメックスの海外旅行傷害保険付帯カード(≒年会費がかかるカード)では、セゾンのふるさと納税を利用した際に還元率が上がります。
セゾンプラチナアメックスではなんと還元率が10%になります!

調子がいい時の楽天カードくらいですね
セゾンのふるさと納税というサービスで、対応している自治体の数は楽天などよりは少ないですが、特に困らないレベルで充実しています。
また、Amazonギフトカードがもらえるキャンペーンがトップページで案内されていますので、ご利用される方は忘れずにチェックしておいてください。
年会費の元は取れるのか
年会費が22,000円かかりますが、果たして元は取れるのか。
セゾンプラチナアメックスに付帯するサービスで、元の金額が分かるものを並べてみます。
SAISON MILE CLUB 5,500円または9,900円
ショッピング1000円ごとに、永久不滅ポイントの代わりにJALマイルが10マイルたまるサービスです。
セゾンプラチナビジネスアメックスでは5,500円
セゾンゴールドアメックスでは9,900円の年会費がかかりますが、セゾンプラチナアメックスは無料です。
私はこのサービスは使用していませんが、使用するメリットが大きい方もいると思います。
招待日和 33,000円+利用分
招待日和は一部のクレジットカードに付帯するサービスですが、招待日和単体で申し込むことも可能なようです。
また、2人分のコースで1人分が無料になりますので、2人で2万円のコースなら1万円で済みます。その場合は1万円の恩恵が受けられます。
招待日和は使えば使うだけ恩恵が受けられます。
プライオリティ・パス 469米ドル
プライオリティ・パスは海外の空港ラウンジが使用できるサービスです。
プレステージ会員の年会費469米ドルが、セゾンプラチナアメックスでは無料です。
別途申し込みが必要で、私はまだ発行していません。
海外出張が多くなりそうなら発行しようと思いますが、残念ながらその予定はないです。
コンシェルジュサービス 年会費不明
コンシェルジュサービスを提供しているテン・グループ・ジャパンのページを確認しましたが、年会費を確認することはできませんでした。
参考までに、ダイナースプレミアムカード(年会費143,000円)もこのTENコンシェルジュを採用しています。
セゾン プレミアム セレクションbyクラブ・コンシェルジュ 220,000円
入会金 220,000円、年会費198,000円のすごいコンシェルジュです。
サービス内容を見ましたが、ちょっと庶民の私には縁がなさそうな世界だったのでこのサービスの恩恵を受けたことはないです笑
永久不滅ポイント
1000円 1ポイント(5円相当)が基本の永久不滅ポイントですが、セゾンプラチナアメックスでは国内1.5倍の還元率です。
ただ、他社のカードではより多い還元率のものも多いので、これで年会費の元を取るのは難しいです。
セゾンのふるさと納税に関してはいい還元率だと思います。
年会費の元は取れる
反則級の年会費のものが混ざっていましたが、現実的なところでは招待日和を年に2回か3回利用すれば十分元は取れます。
もちろんそれ以外のサービスでご自身のライフスタイルに役立つものがあればそれ以上のパフォーマンスは出せると思います。
まとめ
この記事では、実際にセゾンプラチナアメックスを1年半使用している私の視点でこのカードについてまとめてみました。
内容が非常に充実したカードですので、年会費以上の働きをしてくれること間違いなしです。
この記事が、セゾンプラチナアメックスが気になっている方の参考になれば幸いです。
また、マネ会のサイトでは非常に多くのクレジットカードが紹介されています。
おすすめのクレジットカードの記事が非常に参考になりますので、必見です!
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