2023年12月に登場したJCBのプロパーカードであるJCBカードSを、遅ればせながら発行してみました。今回はそのJCBカードSを解説します。
JCBカードSは優待が豊富なカード
スマートフォン保険が嬉しい
ポイントの基本還元率は悪いが倍率アップできる場合もある
JCBカードSとは
JCBカードSは2024年12月に登場した、比較的新しいクレジットカードです。
JCBのゴールド以上のカードは年会費が高めで、さらにJCBゴールド ザ・プレミアやJCB ザ・クラスに向けた修行というルートが用意されています。いずれも旅行やレストランに関連するサービスが非常に充実している魅力的なカードですが、年会費に見合う使い方ができるかどうか悩む方も多いと思います。
それらと比較して、このJCBカードSは日常使いに重点が置かれた、年会費無料の非常に持ちやすいカードと言えます。
発行 | 株式会社ジェーシービー |
国際ブランド | JCB |
入会資格 | 18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上で学生の方。 |
年会費 | 無料 |
還元率 | Oki Dokiポイント(毎月の利用金額1,000円につき1ポイント、優待店舗では還元率アップ) 0.3-0.5%(ポイント交換レートによる) |
この表で見る限りでは特に特徴がない一般カードという印象になりますが、このカードのすごいところは即時発行・優待・保険です。
即時発行
申し込みから最短5分でカード番号が発行され、オンライン決済やQUICPay決済で使用可能な状態になります。実際に発行した際の記録はこちらです。
また、入会キャンペーンの内容は非常に充実していますので、新規申し込みの際はキャンペーン上限まで利用しましょう。
優待
JCBの上位カードで利用可能な優待と同じような優待が受けられます。もちろん年会費に差があるため、サービス内容にも差があります。しかし無料の一般カードとしては非常に充実した内容です。
クラブオフが利用可能
会員制優待サービスのクラブオフが無料で利用できます。
JCBカードの中ではゴールド以上のカードで利用できるサービスでしたが、このJCBカードSも利用できるようになっています。内容はJCBカードS用にカスタマイズされたものになっているようで、同じJCBカードでもゴールド版とも異なるようです。
よくある利用方法としては映画館割引で、例えばTOHOシネマズの場合は一般2,000円が1,500円になります。他の映画館でも優待があり、値段としては一般料金が大学生料金かそれ以下になるイメージです。
またホテルやレストラン、レジャー、ライフサポートサービス等、全国に多くの対応店舗があります。
なお詳細な内容はJCBカードS会員でないと見ることはできません。
クラブオフはMyJCBからアクセスができます。
保険
JCBカードSの保険はJCBスマートフォン保険、海外旅行傷害保険、ショッピングガード保険があります。
JCBスマートフォン保険
スマートフォンのディスプレイ破損が保険で修理できます。
利用条件は①補償対象スマートフォンの携帯電話通信料の支払いにJCBカードSを使用している、②事故発生時点で通信料を直近3か月以上連続で払っている、の2つです。また、補償額は年間3万円までで、修理の際は自己負担額1万円がかかります。
高額な最新スマートフォンでは修理代が非常に高くなりますので、この保険があると非常に安心です。
海外旅行で使える保険
海外旅行傷害保険とショッピングガード保険が付帯します。
細かな内容はJCBのページを見てください。注意点としては、この海外旅行傷害保険は利用付帯です。旅行の料金の一部をJCBカードSで支払うことが保険適用の条件です。
ポイントはそこそこ貯まる
JCBカードSの基本還元率は0.3-0.5%(ポイントの交換先による)ですが、ポイント倍率がアップする仕組みが複数あります。これを活用することで、店舗によってはかなりの高還元率が期待できます。
なお、注意点としてAmazon利用はAmazonデバイス等のカテゴリーに限定される場合があります。エントリー時に利用条件を必ず確認しましょう。
JCB ORIGINAL SERIESパートナー
各店舗ごとに利用前にエントリーすることでボーナスポイントがもらえるようになります。ここにあるほとんどが実店舗です。よく行くお店がある場合は必ずエントリーしましょう。
OkiDokiランド
通販サイトにアクセスする前にここを経由することでポイント倍率がアップします。ふるさと納税での利用もここを経由します。
JCB STAR MEMBERS
前年の利用実績に応じてポイント倍率がアップします。JCBカードSの場合は30万円で1.1倍、50万円で1.2倍、100万円で1.5倍になります。
キャンペーンが豊富
様々なキャンペーンが実施されています。利用できるものがあるかもしれませんので、定期的にチェックしましょう。
最近では「MyJCB Payの利用で10%キャッシュバック(上限1,000円)」のキャンペーンにエントリーし、西松屋での子供用品の買い物で1万円利用しました。
まとめ
JCBカードSは非常にハイスペックな無料一般カードです。特にスマートフォン保険が付帯するというのは強力なメリットで、このためにJCBカードSを発行してもいいくらいだと思います。
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